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ヘンリー王子米国ビザ失効の危機!失効ならどうなる?

ヘンリー王子の自叙伝『SPARE(原題)』。
発売以来、その内容がよく話題になっています。

ニュースで目にした限りでも、
「まぁ、よくもそんなことまで!」
と思うような内容までも赤裸々に告白。

これって、本人にとって得になるんだろうか…?

そんなことを思うことが多かったのですが、
今度の余波はヘンリー王子にとってかなり堪えそうです。
(もちろん、メーガン妃にとっても!)

ヘンリー王子の長期滞在ビザ失効の危機!

自叙伝の中や
本の宣伝のためのインタビューで、
過去の麻薬使用を告白したヘンリー王子

そのせいで、
アメリカでの長期滞在ビザを取り消される可能性が出てきているそうです。

告白の内容は、

  • 10代でのコカイン使用
  • 成人してからの大麻やマジックマッシュルームなどの使用

『スペア』で、彼はこう書いている。

「幻覚剤は良い効果ももたらした。長年、面白半分に手を出していたが、その後は(心の傷を)癒すために、薬として使いだした。ドラックを使えば、つかの間現実から逃避できるだけではない。現実認識が変わるのだ……麻薬が効いている間は、思い込みから解放され、分厚いフィルターを通して見ていた世界が、違ったものに見えてくる。それもリアルな世界だが、普段見ている世界より2倍も美しい。激しい怒りのフィルターを外したときに見えてくる世界。激しく怒る必要のない世界。そこに真実があった」

さらにヘンリーはこうつづっている。

「幻覚剤の効果が消えても、その世界の記憶は残った。いま自分が見ている世界だけが、ただ1つの世界ではない。偉大な予言者や哲学者はこぞって述べている。私たちが見ている世界は幻想にすぎない、と。それは本当だと前々から思っていたが、マジックマシュルームをかじったり、(幻覚作用のある植物)アヤワスカを摂取すれば、まさにそれを体感できるのだ。それはとても心が休まる体験だった」

(引用元:『アメリカでも「嫌い」が上回ったヘンリー王子、ビザ失効の可能性も』Newsweek日本版

別の記事では、こんな記述も!

コカインの使用はティーン時代に一度きりだが、自叙伝のプロモーションでは、その後大人になるにあたり、幻覚剤の使用が役に立ったとコメント。医師のガボール・マテと対談した際には、幻覚剤の使用は彼の人生の基礎であるとも述べていた。

(引用元:『ヘンリー王子、過去のドラッグ使用告白でアメリカ滞在ビザに影響か』)

この告白が、かなりの問題になっています。

なぜビザ取り消しの可能性があるのか

なぜ問題なのか。

ヘンリー王子がビザを申請した際に、
薬物使用について虚偽申告をしていた可能性が出てきたからです。

だって、
正直にドラッグについて申告していたら、
そもそもビザが下りない場合の方が多いですからね。

アメリカの移民法では、
申請者が虚偽の回答をした場合、
移民局への重大な不正行為と見なされます。
移民局は申請者の過去の薬物使用や
犯罪歴を調査し、それに基づいて
ビザ発給の判断を下すからです。

重要な判断材料である
薬物使用に関して嘘をつくと、
アメリカへの入国拒否や強制送還など、
厳しい罰則が課せられます。

元連邦検察官の
ニーマ・ラーマニ氏の意見では、
通常、薬物使用を認めることは、ビザを許可しない理由になる」とのこと。

そのため、アメリカの保守系シンクタンク、
ヘリテージファウンデーションは
王子のビザの申請内容を納税者に開示するように政府に要求しているそうです。
(政府側は、「王子のプライバシーを守る」ために拒否しているらしいですが…。)

薬物使用の告白は問題ないとの意見も

ヘンリー王子のビザに関する意見は、
取り消されるべきというものと
問題ないという意見とに分かれています。

「問題ない」派として反論しているのは、
弁護士のジェームズ・レオナルド氏。

薬物やアルコール関連で刑事告発されたり、王子が常習的な薬物使用者だと司法当局が認めない限り、回顧録での薬物使用に関する告白に問題はない」とコメントした。

ただし、ドラッグや飲酒の影響下による運転で逮捕された場合は事情が異なってくる、と述べたそうだ。

(引用元:『ヘンリー王子、過去のドラッグ使用告白でアメリカ滞在ビザに影響か』)

いくつかの記事を読んだ印象では、
王子は常習的な薬物使用者じゃないかと思うんですが…。
医師には「幻覚剤の使用は彼の人生の基礎」だって言われてるくらいよ?
数回の使用じゃ、そんなこと言われませんよね??

ビザ失効ならどうなる?

ヘンリー王子がビザを失った場合、
どうなるのかについて調べてみました。
(調べた内容に基づく推測でしかないので、そこはご了承くださいね!)

ビザを失効した場合、
アメリカでの滞在や仕事に制限が生じます。
アメリカの法律では、
違法薬物使用歴のある人々は、
法的な制裁や除外の対象になる可能性が高いです。

執行したビザを再取得するには、
新たなビザ申請を行い、
移民局による厳しい調査を受ける必要があります。

再取得できるかどうかは、
王子の状況によって変わってくるようです。

ちょっと意外だったのは、
今のビザが取り消されても、
他のビザを申請することは可能だということ。

ま、厳格な調査を受けるのは同じだし、
違法薬物使用歴があることに
変わりはないので、許可が下りる可能性は低いでしょうが。

今のビザを無事に保持できたとしても、
更新」というものがありますからね~。
更新のための書類にも、
薬物に関する申告があるのは同じのはず。
(少なくとも、日本で取得するビザの場合はそうです。)

更新のときは
やっぱり厳しく調べられるはずだし、
不利になると思います。

アメリカにいられなくなったら、どうするのでしょうか?

イギリスに帰る?
以前短期間住んだカナダに住む?
はたまた、合法ドラッグが認められているオランダに引っ越す?

あれだけイギリス王室のことを批判して、
やっぱり帰って来ました!なんてのは
さすがにないでしょうけど…。

それにしても、次から次へと色々出てきますね~!

今後の動向が気になります。